
どれだけ楽しみだったことでしょう。
何か月も前から、楽しみにしてきた、この日。
昨夜は、布団に入っても目が冴えて眠れぬまま、
まるで遠足前日の小学生みたいな一夜を明かしました。
時間をもてあまして、
早朝散歩へ行って、
改めて早めに出発。
めったいない街歩きですから、目白で降りて鬼子母神〜雑司が谷あたりを歩いて、
それから池袋のむし塾会場へ向かいました。
*

虫目の大先輩、
鈴木海花さん開催の、
むし塾。
会場も、F・ロイド・ライト氏の設計になる、素晴らしいロケーションでした。
記念すべき第1回目の講師をしてくださったのは、
千葉大学・応用昆虫学研究室の
野村昌史先生。
初心者にも親しみやすい楽しい語り口調で、
現場ならではの面白いエピソードなども交えながら、
むし塾ならではの専門的な内容もさらりと盛り込んでのお話。
2時間があっという間に経ちました。

レジュメも、情報たっぷりの10ページ。
スライドのグラフィック処理も、
学生時代にカシャ、カシャと退屈だったあのスライドとはエライ違いようで、
これだけのものを準備されるって、大変なことなんだろうなぁと思ったり。
昆虫の定義から始まって、
分類の概要と、現在進行中のDNA分類の話、
クモやダニは昆虫ではないということ、
完全変態不完全変態のこと、
ゴキブリとカマキリはDNA的にはかなり近縁種であるということ、
婚姻贈呈、擬態、昆虫の生活史(life histry)の話などなど。
また、2013年グッドデザイン賞を受賞されたという、
千葉大学の屋上で実践中の
『屋上はらっぱ』のことも。
そんな中、一番印象に残ったのは、
完全変態の幼虫(たとえばカブトムシ)は、
芋虫のころから体内に翅と脚(芋虫時代の脚とは別物)が
内蔵されているということ・・・・・!
みなさん・・・ご存じでしたか??
いやー、知らんかった。またひとつレベルが上がった!
虫目友達(小学生)に自慢しよう(笑)。
*
事前に野村先生のご著書、
『観察する目が変わる昆虫学入門』
で
予習してから挑んだこのむし塾第1回でしたが、やっぱりライブ授業は面白かった。
散歩もいいけど、座学も楽しいですね。
何より老若男女の御同胞の存在に、
素敵なお仲間方に、刺激を受けました。
本当に、毎度思いますが、
みなさんお洒落で大人。見習いたいです。
会場では関連書籍や、
作家さんのセンスいいむし作品の展示販売もあって、
目移りして大変でした。
本当は、塾後のお茶会でみなさんのお話も伺いたかったのですが、
すっかり気後れしてしまい、参加することができませんでした。
このむっつり助平根性も、なんとか改善したいものです。
代わりに、念願のジュンク堂池袋本店7Fの理工学フロア昆虫本のコーナーへ寄って、
海花さんの1冊目の虫目本
『虫目で歩けば』
を購入(図書館で読んだだけだったので)して
ほくほくと帰途につきました。
オマケ)本日のお買いもの(抜粋)

猫モノは雑司が谷で寄った
旅猫雑貨店さんで。
ポストカード類は、
竹上妙さん、
宇佐美朋子さん、
くぼやまさとるさんの作品。
中央奥の
『「虫目」のススメ』
は、昨年の
日野春で購入。
これで海花さんの虫目本2冊コンプリート♪



posted by SHU at 23:40
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