![]() | 種子(タネ)たちの知恵―身近な植物に発見! 多田 多恵子 日本放送出版協会 2008-05 by G-Tools |
素晴らしい本です!!!
ひょいひょいと歩くことができない植物が、
少しでも多くの子孫を残し、
その分布を広めるための精巧なるタネの知恵。
風や水に乗り遠くに旅する、
自らバチン!と飛び跳ねる、
あるいは
鳥や動物に甘い実を食べさせて硬い表皮を消化させる、
(しかもその間にタネは動物と共に移動する!)
またはひっつきむしになって動物や人間に種の運び屋になってもらう。
などなど。
驚きだったのがオーストラリア原産のブラシノキ。
あの真っ赤な瓶洗いブラシみたいな花が咲くヤツ。
あのタネはなんと火事で焼けないとその硬い皮が破れないのだとか。
先日の大規模な山火事、
ブラシノキはその焼け跡でしたたかにも次の世代へのバトンタッチをしていた、
ということになる。
植物って、すごい。
文章もブログを読むような気軽な感じで、
どんどん読み進められたし、
ほんとうに素晴らしい本でした。
またあちこちの草木を見る楽しみが増えた。
個人的には
ケンポナシ(玄圃梨、別名:ジャパニーズレーズンツリー)の実をぜひとも見つけて、
ジャムやケーキの具や果実酒に使ってみたい!!
![]() | アジアの暦 (あじあブックス) 岡田 芳朗 大修館書店 2002-12 by G-Tools |
こちらも興味深い本でした。
先日旧暦本を読んでからというものの、
そのへんの話が面白くて仕方がなく。
『世界中どこでも「何月何日何曜日」は同じだと思っていませんか。
三十二日目があるネパールの暦、
三日の次が五日になるインドの暦など
バラエティに富んだアジアの暦を紹介。
「暦の仕組み」「中国の暦」「東アジアの暦」「イスラムの暦」「南アジア・東南アジアの暦」
の章に分けてアジア各国の暦を紹介。
「二十四節気と七十二候」「九九消寒図」「ラマダン」など
興味深いトピックスも多数掲載する。』
という内容紹介文に惹かれて読んでみましたが、
かなり踏み込んだ内容で、
完全理解はできなかったものの、
とても勉強になりました。
太陽暦、太陰太陽暦などの考え方、(ほとんど天文学的世界)
二十四節気、七十二候の説明。
中国と台湾暦あたりは難しくてほとんどざっと見だったけど、
ベトナム、インド、タイ、ネパール、インドネシアあたりの暦は
面白かった。
(ベトナムの十二支はウサギの変わりにネコ!!あー、ベトナムの日めくり欲しい!!)
近代社会はグレゴリオ暦が共通言語みたいになっているけど、
昔はそれぞれの地域、国によって時間の流れ方が違ったんだなぁと。
あと日本でも江戸時代なんかは
日の出と日の入りの時間を等分して、
『明け六つ』とか『暮れ六つ』とか言っていたらしいから、
日々時刻の間隔は変わるわけで。
そう考えると、
昔の人は太陽や月の位置で時刻を感じていたのかな、とか
寺の鐘を撞くのには非常に大事な意味があったのか、とか
今更ながら思い知ったのでした。
これから時代物読んだり観たりするときには
今までとはちょっと違う見方ができそう。
あー面白いなぁ。
















































