2009年10月16日

図書館のある暮らし

B002HZG5PA現代農業 2009年 09月号 [雑誌]
農山漁村文化協会 2009-08-05

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焼く、炒る、砕く、抽出、搾油、発芽。
タネのパワーを取り出して利用する方法がいっぱい。

柿や梅、枇杷などのタネを黒焼きにして蜂蜜で固めて丸薬にしたり、
米ぬかに枇杷の種や大豆を加えて発酵ボカシ肥料を作ったり。




4540082213山で暮らす愉しみと基本の技術
農山漁村文化協会 2009-06

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今のところ山に篭るつもりはないのですが、
知識、知恵として読んでみたかった本。

木を伐り、草を刈る。
土地を拓くところから始まります。
刃物の扱いと研ぎ方。
石垣を組んで敷地を確保、
水源の確認、上下水の整備。
柱を建て屋根を葺き、小屋を作る。
暖房、調理のための設備を整え、
山から資材を集めて火を熾し、
出た灰をとことん利用する。

石釜や囲炉裏の作り方まで載っていて、
その周辺のノウハウが非常に勉強になりました。

ん〜、やっぱり囲炉裏とかおくどさんとか、
土間のある暮らしがしたい!!




4104299057沼地のある森を抜けて
新潮社 2005-08-30

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小説はめったに読まないのですが、
これはハマりました。
延長かけて読み返してます。

ぬか床。
先祖伝来の、生きているぬか床。
床が呻き、人が生まれる・・・

信じられないような設定で始まる話が、
進むにつれジェンダー(個、人、性)の洞察に関わっていく。

粘菌も出てくるし、
蔵つき酵母だとか桃色にごり酒だとかキラー酵母だとか。

そのへんも『粘菌本』だとか、
『もやしもん』とか『房総で買った酒』だとか『免疫系の読んだ本(キラー細胞が出てくる)』
とか。

あちこちで繋がって、
めちゃくちゃ興味深くて、
そして自分の気持ちを見透かされているような、
そんな不思議な共感を覚えた本でした。

この作者さん『西の魔女が死んだ』を書いている方なのですが、
絵本作家でもあるそうで、
いったいどんなバックボーンでこのような話を書いたのだろう、
とすごくその人となりに興味が湧きました。

本の中で印象に残った部分をちょっと引用。

〜一つの答えを希求する理科系気質が彼女を深みにはめていった。
疑問符が日常に畳み込まれていくたび、
家庭という不可思議なぬか床は醸成されていくのだろう。〜

最近ずっと感じている
日常にうずもれていく焦燥感、脱力感、
それが快感と見分けがつかなくなる、微妙な均衡点。
そんな感覚にぴったりリンクして、
怖いぐらいだった。

でも根底に流れる空気や読後感は清涼で、
梨木香歩さんすごい人だ、他の本も読んでみたい、と思いました。

Wikiによると、
『西の魔女が死んだ』で日本児童文学者協会新人賞、新美南吉児童文学賞、小学館文学賞、
『裏庭』で児童文学ファンタジー大賞、
『家守綺譚』では本屋大賞3位、

ちなみに『沼地〜』では第5回(2005年度)センス・オブ・ジェンダー賞大賞、第16回(2006年度)紫式部文学賞を受賞。

どれもタイトルからして魅力的。


web拍手
posted by SHU at 23:00 | 東京 ☀ | Comment(0) | 充電すること>本@
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