![]() | 柿の里 ふるさとが実る頃 (講談社ARTピース) 西村 豊 (文・写真) 講談社 2008-10-22 by G-Tools |
干し柿の季節はもう間もなく!
予習+イメトレしておかねば。ということで。
実りの秋、干し柿の季節からこの本はスタートする。
甲州は塩山(えんざん)の近く、枯露柿(ころがき)の里。
中でも圧倒的な干し柿の風景を見に、
ぜひとも岩波農園さんを訪れてみたい。
木曽・妻籠宿の藁で包んで軒先に吊るす、吊るし柿。
これは皮を剥かずそのまま吊るす、渋柿の渋抜きの手段。
こんな渋抜きの方法があるのだと。
冬。人間も、鳥も、誰も採らずに樹上で完熟し、
落ちんばかりになった“柿風船”の風情。
干し柿用の柿は普通、Tの字型の枝を残すのだけど、
枝がないばあい楊枝をX字型に刺して吊るす方法。
あとは普段あまり注目されない、春、夏の柿の木の様子。
小さな花や果実の赤ちゃんなどなど。
巻末には柿データ。
柿の種類、渋抜きの方法、保存方法。
柿料理は甘柿、熟柿、干し柿にそれぞれのレシピ。
甘柿は調味料にしたり、
干し柿にゆで卵を挟んだ天ぷら!
食べてみたい。
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